株式会社 酒商山田

新しき年の始めの・・・

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
「新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)」
この短歌は暮れに販売した、朝日酒造のゆく年くる年のカートンに記されていたものです。万葉集の4,516首の最後の歌で、作はこの歌集を編纂したといわれる大伴家持(おおとものやかもち)。“新年元旦のめでたい時に降り積もる雪のように、良いことが積み重なりますように”の意。家持はこの歌を詠んだ時は左遷されて因幡の国におり、決して恵まれた境遇ではありませんでした。そんな中で精一杯生きた万葉人(びと)の心を探りながら、また気持ちを新たにしていきたいと思います。

さて、わが家のお正月のお酒は「雨後の月」の本醸造生酒でスタートしました。今年成人式を迎える娘が帰ってきており、普段はお酒を飲まないのですが無理やりすすめると、「辛くないしお酒くさくないから」と一口ですが飲んでくれました。たまに自分が飲んでいるお酒を匂いいだけはかいでいたので違いはわかっているようです。この飲みやすさ、入りやすさが雨後の月らしさなのでしょう。日本酒文化の啓発活動はまず身近なところからしなさい、ということのようです。

今年の元日は広島でも雪が積もりました。皆様にとりましても、良きことの重なる2010年となりますようお祈りいたします。