株式会社 酒商山田

初秋?

お盆明け、爐談亭に行ってきました。ここは1年を52週に分けて、初の膳の献立を季節感のあるもので提供されています。今週のテーマは「送り火」。
13日に迎えた精霊を16日に再び火を焚いて送り出す風習で、京都の五山の送り火(大文字)は有名です。そんなわけで、献立は年に2週のみの精進料理で、魚を苦手とする自分にはラッキーな週でした。生麩、湯葉、茄子等を素材としたものを、お酒を宝剣涼香吟醸、賀茂金秀夏純、天寶一夏吟と一緒にいただきました。
お盆を過ぎれば朝夕はしのぎやすくなるのが通年ですが、今年の暑さはどうしたのでしょう。そんな中で初秋の訪れを感じ、行く夏の名残を惜しむという季節感、雰囲気に触れることのできたいい時間を過ごすことができました。お店の方も「ひやおろし」のご案内をはじめており、秋に向けての準備が進んでいます。