株式会社 酒商山田

宝剣しぼりたて

昨日、宝剣酒造へ伺いました。蔵では今期の仕込み1号の出荷体制が完了し、7号の留めの仕込みが終わったところでした。その1号の新酒しぼりたては本日、当店にも入荷しています。忙しい中作業の様子を見学させていただき、土井さんには蔵の中も案内してもらいお話もうかがうことができました。土井さんのいいところはその気合もさることながら、謙虚な気持ちで取り組んでおられることにとても好感が持てます。14回目の造りにしてまだまだ未熟と、自身を鼓舞して臨んでおられることが、いいお酒を生み出す原動力になっていると感じます。
さて、新酒は八反錦60%精米の純米しぼりたて。今年の米はあまりよくないとの評判の中、土井さんは「硬いけれど決して悪くない、香りは良いから」と言われます。新酒の1号は飲んでもらったその時に充分に味が出ていること、の目標で米の吸水を少し多めにするなどで、米を溶かして旨みを残すという設計をされたとのことです。
お酒は早速飲ませていただきました。最初に入ってくる香りはフレッシュで爽快、口当たりもぴりっとしてしぼりたての良さが満喫できます。少し温度が上がってくると、心地よい旨さ、上品な甘みを感じます。固さの中に優しさがあり、このあたりが1号の仕込みの酒質設計なのかなと思います。香りも強烈でなく飲み続けることができますし、最後に締めようと思ったときに、つまみはなくてもお酒だけもう1杯と手が出てしまいそうです。
土井さん曰く「宝剣には白身の魚が良く合います」と。なるほど、これはまた試してみなくてはいけませんね。