この度の北海道胆振東部地震において、
また被害を受けられたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます
今も復旧活動が続いている北海道ですが、
さかのぼること20年以上前にも、大地震が発生しました。
しかし、地震に負けず立ち上がったワイナリーがあるのです。
1993年7月12日、北海道奥尻郡奥尻町北方沖の日本海海底で発生した奥尻島地震 。
マグニチュードは7.8、推定震度6。
震源に近い奥尻島を中心に、火災や津波で大きな被害を出しました。
そんな中、地震後何年もかけて波をかぶった土地をぶどう畑にし、
家や仕事を失った人々とともにワイン醸造を始めたのが【奥尻ワイナリー】です。
日本で唯一の「離島のワイナリー」とも言われています。
葡萄栽培を開始してから、はじめの9年間は葡萄栽培だけに専念。
現在では、赤はピノノワール、ツヴァイゲルト、メルロ、白はケルナー、ピノグリなど、全部で11種類の品種を栽培し、自社栽培の葡萄のみでワイン造りをしています。