今日はちょっとワインの話から離れます。
毎年バレンタインの時期になると、全国の様々な蔵元からお酒を使用したチョコレートの案内が来ます。
百年の孤独、八海山、七本槍、甕雫などなど。
ここ3、4年ぐらいでしょうか。
種類も増えましたし、もともとある工場で生産されたお土産チョコの域を越えた、有名パティシエが作る・・・なんてコラボ商品も増えました。
店頭で毎年準備するのですが、肝心の広島のお酒を使ったチョコレートが無いんですよ。意外と。
そこで「自分たちで作ってしまえ」と考え、半年以上前から着々と準備をしていたのですが、自分の頭のなかでは絶対に大吟醸を使いたかった。
高貴で香り高い大吟醸で一番に思いついたのが、相原酒造の「雨後の月」。
さっそく相原社長に連絡を取ると「名前を使うのは構わないが、名に恥じないような良い商品を作ってくれ」と。「使用するのであればもっとも香りの高い大吟醸がいいのでは」と意見は一致し、“雨後の月 大吟醸 月
光”を使うことに決定。
光”を使うことに決定。
チョコレートを作ってもらうお店に迷いはありませんでした。まだオープンして1年程度の新しいお店ですが、自分がたまに買いに行っていた広島は鶴見町にある「パティスリー・グランクラシック」。
辻口博啓ブランドの名古屋店である「フォルテシモ アッシュ」にて総括責任者に就任後、独立したという肩書だけでなく、育ててくれた故郷である広島に恩返しをしたいという思いがお店の中にコンセプトとして書かれていたのを見て、「このような人がもっと地元で活躍してもらわなければ」と私の琴線に触れたわけであります。
さて、実際に商品を作っていただくと、
「お酒の味がほとんどしない」という事態に。。。
「お酒の味がほとんどしない」という事態に。。。
中身のホワイトチョコにお酒を練りこんでいくのですが、あまり入れ過ぎるとやわらかくなりすぎて形にならない。そこで雨後の月の大吟醸酒粕がありましたので、それをバランス良く練りこんでいけば、もう少しお酒っぽさを表現できるのでは。
一時は、日本酒ボンボンにできないかと打診もしましたが、今考えればそれは酒飲みの発想であり、あくまでもチョコレートで勝負したい。価格は5個で1,800円ですが、大手のブランドチョコレートと対等に勝負でき、お酒を飲まない方でも純粋にチョコレートとして喜んで頂ける商品を。
酒粕の独特の風味があまり全面に出ないよう、大吟醸酒を最大限に練り込んだ商品が完成。形も当初四角でしたが、型崩れを防ぐために丸型コーティングしました。
一口噛んだ後の上品な大吟醸の風味がたまりません。
相原社長も自身のフェイスブックで「ちゃんとお酒の味がします」と書いていただいたように、
ホント「ちゃんとお酒が味がします」。
商品のご購入は、
酒商山田 宇品本店
広島県広島市南区宇品海岸2丁目10番7号
TEL.082-251-1013
酒商山田 幟町店
広島県広島市中区幟町12-17
TEL.(082)227-3130
酒商山田 広島駅北口店
広島県広島市南区松原町1-2 広島新幹線名店街
TEL .(082)568-1180
広島ブランドショップTAU
東京都中央区銀座1-6-10銀座上一ビルディング
TEL 03-5579-9952
パティスリー・グランクラシック
広島市中区鶴見町14-10
082-567-4327