「小公子(しょうこうし)」
日本ワイン好きならご存知の葡萄品種。
山葡萄というのはわかるけど、何の掛けあわせなのか?
ヒマラヤの山葡萄、モスクワの山葡萄、日本の山葡萄、欧州系品種、北欧系品種などさまざまな遺伝子を受け継いでおり、何がなんだかわけわかりません。…
しかし、育種家の澤登晴雄氏によって生み出された品種であることから日本で生まれた葡萄であることはわかります。
———————————————————————————-
さて、
写真は、島根県にある奥出雲葡萄園より
『奥出雲「杜」小公子アンウッディッド』750ml 2,808円
小公子を使い、樽を使わず短期間のタンク熟成。葡萄に由来する香りや風味を活かした心地よい飲み口の赤ワイン。
———————————————————————————-
立ち上げ当初の奥出雲さんは、他ワイナリーと差別化を図るために、山葡萄を使用したワインを造りますが、品質が追いつかず、1996年以降、「シャルドネ」などのいわゆるワインの定番商品を醸造することになります。
そのシャルドネが高い評価を受けるようになり、原点を振り返り、創業当初に植栽したヤマブドウの交配品種である「小公子」にあらためて注目。
ヤマブドウ特有の独特な強い香りや酸味を克服し、エレガントな香りと味わいのある絶妙なバランスを持つワインを生み出したという歴史と愛着があります。
まぁ、オリジナルなものは素晴らしいということで、
一度お試しください。