埼玉県秩父市にありますイチローズモルトが入荷してまいりましたので、ご紹介です!(ウイスキーのお話です)
イチローズモルトの特徴と言えば、なんといっても「ミズナラの樹」を積極的に使用しているところ。
ラベルを見てください。「ミズナラ」の木の「リーフ=葉」をイメージした可愛らしくも上品で清楚なフォルム。
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世界でも唯一であるミズナラ製の発酵槽をはじめ、熟成樽にも使用しています。
むかし子供の頃に、どんぐりを投げたり蹴ったりして遊んでいましたが、そんな親しみのある樹が立派なジャパニーズオークとして素晴らしいウイスキーを生むなんて考えさせられます。
さて、ウイスキー原酒の熟成にミズナラは合わないなどと言われた時代から(戦後まもなく海外よりオークが入ってこなくなった代替として、乾燥が不完全な悪質なミズナラ樽が出回ったためと言われています)、サントリーがミズナラを使用したウイスキーで海外のコンペティションで受賞を勝ち取るまで至り、最近ではシーバスリーガルなどの海外のスコッチメーカーも日本向けにミズナラを使用したウイスキーを発売するほどの人気です。
さて、本日はそんな話に思いを寄せつつ、イチローズモルト ダブルディスティーラリーズ 700ml 6,300円を。
羽生蒸留所と秩父蒸留所のモルト原酒をバッティング。羽生蒸留所のモルト原酒は、「パンチョン樽」を主体に「シェリー樽」、秩父蒸留所のモルト原酒は、「ミズナラ樽」を使用しています。
どこまでも日本人らしく、やさしく繊細。まるで奈良のお寺にタイムスリップしたような落ち着きをえられます。(では)