株式会社 酒商山田

和歌山 黒牛 名手さんがご来店

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和歌山の「黒牛」名手酒造店の名手孝和代表取締役副社長がご来店されました。
昨年の7月に東京の会でお会いして以来です。
名手さんとは同い年ですが、落ち着いたお話ぶりとキレの良いお話は磨きがかかってきました。
黒牛は日本酒が厳しい状況にあっても順調かつ着実にファンを獲得しています。
いつ頃からのお取引かと紐解いてみますと、1996年からのようです。
(2001年の記事が見つかりましたので、懐かしく再度掲載させていただきます)

2001年08月10日(金) 和歌山 黒牛 名手酒造店の名手専務(当時)がご来店。

和歌山の人気銘譲蔵 名手酒造店「黒牛」の名手専務が来広され、当店にお立ちよりになりました。
当店では約5年程前からお取引をさせていただいておりますが、専務のご来店は5年振り2度目となります。

名手酒造店は1866年慶応2年創業。
平成11年度の出荷石数は約1400石。
そのうち90%が特定名称酒で、全体の80%が「黒牛」となっています。
「黒牛」は平成2年に専務が企画された酒で、柔らかい酒質と巾の広がった味わいが特徴ですが、毎年着実にファンを広げ、単一銘柄の純米としては近年にみない伸びをみせています。
名手酒造では、今後も「黒牛」火入れ・生原酒を柱として製造に取り組まれるそうです。

黒牛の名前の由来は、名手酒造店HPより拝借いたしました。
約1300年前、海南市「黒江」は、入り江奥の浜辺であり、今の蔵付近に黒い牛の形をした岩が波辺に見られたといいます。
万葉集に3首の和歌で「黒牛潟」として詠まれ、黒江の地名由来となりました。
犬養孝先生の歌碑が蔵脇に建立され当時を偲ぶ縁とされています。

遠浅であったうえ、地震による隆起、埋立で陸化し、室町時代末頃から漆器産地として栄えるようになりました。

正統な純米酒を醸すにあたり地元の伝承を背負う覚悟を示すとともに、万葉の昔を偲べるような、まろやかな味わいを目指したことから酒銘としたものです。
名手酒造店HPはhttp://www.kuroushi.com/です。