「貴」の永山さんが中国地方の夏季酒造セミナーの前日、我が家にて1泊研修のためお泊りになりました。
宿泊の時のために、永山さん専用のTシャツが用意されています。
手に持っているお酒は「芳醇辛口純米」(720ml 1050円、1800ml 2100円)。
特別純米よりも厚みがあり程よい辛さをもつ食中で楽しめる人気商品です。
この日は、「貴」の誕生からの話に花が咲きました。
「貴」という字は左手で書いたことを後から知りましたが、この字を選んだ時には実際にどれもヘタクソな字だなぁと感想を漏らしたのでしたが、まさか「左手」で書いたものとは知る由もありませんでした。
この日本人曰く
「ほんとうは字は上手いんです。右で書いたらちゃんと書けますが、それでは面白くない!」
なるほど、たしかにいろいろなお酒のラベルを見ると、書家が書いたり、出来合いの字体のものがありますが、心に残る字は少ないですよね。
それに比べるとこの「貴」の字はへたくそながら何とも味のある字です。
(そう言えば、最初に亀齢の入魂純米のラベルを私が作った時も、実は左手で書いたものだったのです。
左手で書いたラベルを亀齢の上田さんは「味がある!」と誉めてくれ、それが最初のラベルになりました。)
「貴」は私にとっては、子供のような愛着のある酒です。
永山さんが全国に大きく羽ばたき、「貴」も人気のお酒になることはほんとうに心より嬉しく思います。
「貴」を応援してくださるお客様や飲食店様、酒販店様に感謝申し上げます。