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旭鳳酒造訪問

日曜日に旭鳳酒造へ伺いました。主力となるお酒は上槽が終わっていてそれを利かせていただきました。前回酸の事にふれましたが、ここのお酒は酸があるのが特徴で、すぐ飲むより寝かせてから楽しむのがよさそうです。昨年の新千本の70%精米の純米生原酒は、秋に飲んだ時に最高の旨さを出してくれたように思います。八反錦の50%精米の純米吟醸は、出来た時の味わいがきれい過ぎて酸が目立っており、今飲むくらいが最もおいしくいけそうです。今年のは味わいが昨年に比べて出ているので、早めにいい状態が来そうです。
また、出品用の大吟醸を利かせてもらいました。香りは控えめで少し味を出すようにと、例年よりスタイルを変えてこられました。鑑賞用でなく、飲んでみたいと思えるとてもいいお酒に感じたのですが評価はどうなのでしょう。もうすぐ春です、今期の造りも終わるんですね。

八海山の会にて 2

八海山の会の中で日本酒ベースの梅酒が出ました。これは市販されていないもので、甘くなくて酸味が強かったのでうけないだろうと思ったのですがさにあらず、おいしいの声がたくさん聞かれました。食事の途中で出てきたからか、あるいはお酒の強い人の集まりだったからか以外でした。
酸味は日本酒では目立ち過ぎると欠点になりますが、これがないとお酒がぼやけてしまいます。キレが良いとよく使います。香りと味のバランスにもよりますが酸味が適度に効いてないといけませんし、これがあるから次の一杯へ進めると思います。後口がきれいに消えて行くさばけのいいタイプも好みですが、新酒の時の含んだ時に広がる甘い果実香や甘味のあるお酒、それには何かキュンとくるような酸味があるといいですね。飲み続けるためには梅酒にしても日本酒にしても本能的に酸を欲するのでしょう。

八海山の会にて

先日の八海山の会の折、どうしてもアルコール添加が苦手という方がおられました。そこで、八海山の純米吟醸と吟醸を飲み比べてもらおうと、ブラインドの状態で3名の方に試してもらいました。苦手と言われる2名の方は純吟を、もう1名は吟醸の方が好きとピタリと当てられました。迷われるかと思いましたが、この会に来られる方たちのお酒へのこだわりの強さを感じた一面でした。私はどちらかというとさらっと流せる吟醸派なのですが皆さんはいかがでしょう?人の嗜好は経験で多少は変わっても根幹は変わらないように感じます。また人の数だけ嗜好の数があるようで誰もがわがままですね。その人の好みを探ってピタッとそのお酒をすすめる、まだまだ勉強不足を感じました。

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