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◎ 2015 年 6 月

ゴールドシップ=竹鶴  ドゥラメンテ=?

6月28日、宝塚記念

ゴールドシップはファン投票第一位の人気にこたえることはできるのか?

明日は走る気になってくれるのでしょうか?

 

ゴールドシップをお酒(辛口で)にたとえると「竹鶴」をイメージするとよいかと思います。

見た目骨太でがっちり体型は酒質に通じますし、向こう正面からのロングスパート、スピードの持続は、口当たりからしっかりで濃厚な味わいが持続する酒質にかぶります。

野性の本性を残す性格は、横山典さんが本気で走ってねとお願いしながら、気持ちよく走ってもらうための最大限のサポートをする騎乗と、

自然の力にまかせる酒造り、米、水、麹、酵母が最高の環境で活動するための環境を整える、石川杜氏さんの技術と重なります。

 

さて、3歳最強の2冠馬、ドゥラメンテはどんなお酒をイメージしますか。

見た目はシャープで細めに移る体型、しかしあの瞬発力を生むには強靭な筋肉が詰まっているはず。激しい気性は爆発させるとスピードの絶対値が違います。

淡麗だけれど一本芯の入った口当たりで、後口シャープでキレの良い超辛口のお酒。

皆さんなら何の銘柄にたとえますか?

(ドゥラメンテ骨折が判明したんですね、三冠馬が見れないのは残念です)

雨後の月 辛口純米

雨後の月で最も量の飲めるお酒は何でしょう?

それは辛口純米(1.8L 2,268円)ではないでしょうか。香りも穏やかでアルコール度数

16度、酸も程よく後口のキレがよいという食中酒の王道をいくタイプのお酒です。

最初の入りは軽く感じますが、舌の上には厚み、旨さを感じて、後半で味わいが収束、きりっと締まってドライな印象を残します。

それでも雨後の月らしさがあるのは、ぶどうの香りの余韻があるからでしょうか。

先週末、昨日と外で食事をした折にオーダーしたように、飲み飽きしない定番酒です。

宝剣 涼香吟醸

 

この時期には楽しみなお酒があります。宝剣の涼香吟醸です。

 

夏酒のなかでは香り穏やかで一見地味なタイプですが、味わうほどにその真価のわかるお酒です。今年は昨年に比べてやさしくて丸くなった印象です。よく冷やして含んだ香味は爽快でスムースに入ってきます。口中で広げるときれいな甘みがあり、余韻には「跳ね」があり力強さも感じる飲みごたえ感を残してくれます。温度が上がってきたときの甘みもよく、食べ合わせるものの幅を広げてくれます。最も酒質設計に気を使うと言われる夏の吟醸、今年もいいお酒で楽しませてもらえます。

 

この日は鰆のたたきで(ほんの一切れでの至福の時)を堪能させていただきました。

同じ日、土井さんは焼肉でがっつり飲まれたそうで、冷やしてぐいぐいとも飲めるこのお酒の懐の深さを感じました。

 

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