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◎ 2013 年 4 月

賀茂金秀 桜吹雪

まずはうれしい話題から。金光酒造さんの桜吹雪が、先週行われた広島県清酒品評会の千本錦を使用した大吟醸の部で金賞(1位)に選ばれました。おめでとうございます。一昨年にも受賞されており、安定した高い技術の評価されたこと、金光さんは大変喜んでおられれました。また私達も自信をもっておすすめしていきたいと思います。
賀茂金秀ブランドでの今期の話題は、純米吟醸の雄町米に赤磐雄町を導入されたことです。それも特等米の赤磐雄町100%使用で1本仕込まれました。定番の純米吟醸の麹米にもこちらを使用(掛米は広島雄町)されています。蔵にお伺いした時にも力が入ってましたが、先週目利き会の折にも飲み比べてみてくださいとすすめられました。共に昨年以上にいいお酒です。金光さん曰く、赤磐の方が丸みのあるお酒との評価をされていました。好みの違いはあるとは思いますが、長く舌の上で味わったときにその味の持続、余韻が若干感じられるかなといった印象でした。すぐには出さないで火入れして秋に出荷とのことで、どんなお酒になっていくのか、真価は秋にどう発揮されるのか楽しみです。(無理をお願いして生を少しだけとってもらっています、現在販売中です)。

豊盃

文庫本を読んでいたらこんな一節が、
・・・・考えていると、次第に緊張してきたので、キャベツ刻みを中断して、酒屋の立ち呑み台で日本酒を飲む。主人の勧めで、弘前の地酒「豊盃」を二杯。まろやかでうまい。
この本は宮本輝著、「骸骨ビルの庭」の下巻。かなり後半部分での一節で、物語が終結を迎える前の、主人公がさまざまな心の葛藤をするなかでの、ほっとするひとときにお酒が登場しています。別の作品でも日本酒が登場していましたが、「備中の地酒」とだけでしたから、銘柄が特定されているのに驚きました。舞台は大阪十三駅前、時代は平成6年5月、その当時にあ
ったかはともかく、作品が書かれたのが平成20年頃なので、著者がその頃飲まれてとても印象に残ったお酒なのかもしれません。主人公が日記をつけていたことをベースに話が展開していくので、とても簡単なお酒の感想ですが的を射ていると思います。火入れの特別純米でしょうか。
現在販売中の、純米吟醸「華想い」は香りに華やかさ、若さがあります。味わいきれいめですが酸が心地良く効いているので、こちらはさわやかにうまい、でしょうか。

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