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◎ 2011 年 10 月

西條鶴

先日、西條鶴のスタンダードの純米「大地の風」を飲む機会がありました。普通に売られている定番のお手頃価格の純米なのですが、大変お得感あるお酒です。最初の口当たりでほんのり甘みがあり、後から酸がついてくるので飲んでいてくたびれません。お酒が随分と変わったなと感じ、宮地杜氏の味がこうなんだと思います。レギュラー酒にいいお酒を見つけるとうれしくなります。
今年の春、蔵楽の純米生が出た時も、濃醇な米の甘み(うまみ)と酸がバランスをとるお酒でした。11月発売の生もとの純米にもこの甘と酸がうまく配されています。熟成によるまろやかさと生もとの特徴ある複雑な香味もあいまって、個性のあるおもしろいお酒になっています。「西條鶴」ブランドの味わいのイメージが確立してきて語りやすくなりました。

西条酒まつり

日曜日、今年も西条酒まつりへ行ってきました。明るいうちは酒蔵通りを歩き、夜は恒例、亀齢の入魂純米「山」黄色ラベルで一献と杯を重ねてきました。今年は酒はまだ若く、香りも例年より清涼感ありで味もまだこれから奥がある、というように感じました。1年を通しての生が楽しめるというコンセプトの通りで、「山」のちょうど折り返しの位置にあるお酒、ひやおろしがないので秋のこの時期、旬の酒としていけるかと思います。
少し温めてやると、丸みが出て旨さが前に出てきます。熱くしすぎないのがよいかと思います。寄せ鍋が出てくると温かい方がいいですよね。
あっという間の楽しい時間を過ごし、最終電車に間に合うようにまだ酒まつりの余韻の残る西条の町を後にしました。

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