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◎ 2011 年 5 月

金賞受賞

全国新酒鑑評会の結果が発表されました。ここでは、あっぱれ東北、頑張れ西日本、という成績になっているようです。そんな中での広島の「宝剣」「賀茂金秀(桜吹雪)」の3年連続受賞は光ります。また「華鳩」の昨年に続いての連続受賞、「雨後の月」の復活と身近な蔵元さんの受賞はうれしいことです。そして個人的に縁のある「一代」の久しぶりの受賞、現杜氏の新屋さんになってからは初めてで、先日の前夜祭でお会いした時に大変喜んでおられました。受賞された蔵元様、ほんとうにおめでとうございます。
金賞受賞酒という形での商品は、同じ仕込みのもので商品化されるものがこれから出てきます。このクラスのお酒も紹介できればと思っております。

蔵楽(くらがく)新酒

西條鶴 蔵楽の純米無濾過生原酒が入荷しています。
蔵楽も立ち上げの時の軽快に感じたものから、どっしりと味わい深いものへと変遷しています。このお酒の使用米は広島らしさを出す中生新千本の70%精米、酵母は現在使用されているものでは最も古い協会6号、流行りのもではない地味ですがなかなか渋い組み合わせです。香りにはなやかさはないですが新酒の爽快さはあり、味わいは米の旨みを引き出して濃厚、後口にキレのある酸味があります。日本酒度+8、ですがそこまで辛口には感じず、酸度の2.4が味の強さとの調和をとっているからなのでしょう。
西條鶴さんは12月に仕込んだ後一旦仕込みを止めて、寒の頃からまた仕込みを再開するというようにされています。今期の硬い米で前半の仕込みはやはり苦労されたようで、仕切りなおして後半の仕込みは原料処理等の方法を変えてこられたとのことです。そのようにして醸された蔵楽は、味のある個性的なお酒に仕上っています。酒造好適米ではない新千本ですが、「亀齢」の山白ラベル、「旭鳳」のものと比べてみるのも楽しいかと思います。

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