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◎ 2011 年 1 月

初(うぶ)

石鎚の新酒、純米「初」(うぶ)が入荷しています。火入れのお酒です。昨年春、蔵元を訪問した際に生酒で出荷しないこだわりをうかがいました。自社の水、米、造りでは、生酒が熟成した時に納得できるものにならない、火入れで安定した酒質で提供したい。との考えからこういった形にしておられます。
お酒は立ち香、含み香とも奥ゆかしく、そのぶん最後まで飲み続けていけるタイプです。フレッシュさはそこなわず、入りはスムース。味わいは硬めですが、線が細くなく押しても倒れないようなしっかりとした酒質、後口がピンとして跳ねる感じで「飲んだ」という充実感があります。食中酒として傍らに置いておきたいお酒です。

玉川山廃純米

最近「玉川」のお酒を興味深く味見しています。昨年からの取り扱いですが、アルコール度数がやたら高かったりとても個性的、だけどわかりやすい山廃純米です。すでに北錦66%精米の無濾過生原酒(アルコール度数19%台)は発売となっており入荷しております。敢えて渋みや苦味を個性としており、とっつきにくそうですが香りは爽快で現段階ではまだ「軽め」とのことです。蔵にとりおきをお願いしていますので、夏前くらいに再び飲んでみるのも楽しいでしょう。
現段階では香りも心地よく、山廃よりもおとなしいけど味のりの良い雄町の純米生原酒を入れてみました。香味のバランスの良い飲んでおいしいお酒だと思います。
さらに、今度はアルコール度20%の白ラベル山廃無濾過生原酒が出るようです。コメントが、大きな塊状の旨味がドン!と来るらしく、(まさしくレーザービームではなく味の波動砲といったところか)、お腹の中に入っても存在感がしばらく主張するとのことです。
恐るべし玉川、次々と楽しませてくれています

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本日、七草粥でやっと体調もお正月モードからぬけれそうです。
お正月の私のお酒は、宝剣純米しぼりたてでした。
大晦日に開けた時には、お酒はまだ跳ねているようで爽快な香り方の印象が残りました。年明けて飲むと、香りが落ち着き(梨を連想するような)飲み込んでいくと、結構飲み応えあるなというように味の方の印象が強くなります。ここからさらに飲み続けるなら、赤ラベルの辛口純米でどうでしょうか。このお酒は今年の米質から、例年ほどは辛くしていないとのことです。宝剣は来週、白ラベルの純米が発売となります。土井さんのコメントでは、エレガントな香りで緑ラベルより少し辛口できりっと飲めるとのこと。今なら同じ八反錦の60%精米で3タイプのお酒を(甘辛でちょうど3段階)同時に飲むことができます。造りの違いを(杜氏さんの技の見せ所)楽しむのもよいかと思います。
ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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