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◎ 2010 年 11 月

宝剣しぼりたて

昨日、宝剣酒造へ伺いました。蔵では今期の仕込み1号の出荷体制が完了し、7号の留めの仕込みが終わったところでした。その1号の新酒しぼりたては本日、当店にも入荷しています。忙しい中作業の様子を見学させていただき、土井さんには蔵の中も案内してもらいお話もうかがうことができました。土井さんのいいところはその気合もさることながら、謙虚な気持ちで取り組んでおられることにとても好感が持てます。14回目の造りにしてまだまだ未熟と、自身を鼓舞して臨んでおられることが、いいお酒を生み出す原動力になっていると感じます。
さて、新酒は八反錦60%精米の純米しぼりたて。今年の米はあまりよくないとの評判の中、土井さんは「硬いけれど決して悪くない、香りは良いから」と言われます。新酒の1号は飲んでもらったその時に充分に味が出ていること、の目標で米の吸水を少し多めにするなどで、米を溶かして旨みを残すという設計をされたとのことです。
お酒は早速飲ませていただきました。最初に入ってくる香りはフレッシュで爽快、口当たりもぴりっとしてしぼりたての良さが満喫できます。少し温度が上がってくると、心地よい旨さ、上品な甘みを感じます。固さの中に優しさがあり、このあたりが1号の仕込みの酒質設計なのかなと思います。香りも強烈でなく飲み続けることができますし、最後に締めようと思ったときに、つまみはなくてもお酒だけもう1杯と手が出てしまいそうです。
土井さん曰く「宝剣には白身の魚が良く合います」と。なるほど、これはまた試してみなくてはいけませんね。

富久長いちばんしぼり

営業スタッフに負けないよう、私も数件のお店に配達させていただきまた。肩貼りラベルの11月18日、が光ってます。
お酒も試飲してみました。フレッシュ、そしてジューシィな香り、新酒の溌剌とした口当たりはしぼりたての醍醐味です。設計どおりの米の力を感じる
旨さ、少し辛めの後口は清涼感を強調します。イメージしていたよりしっかりと筋の通った酒質、お嬢様ではない仕事も出来るキレ者、といったところでしょうか。
いいお酒ですね、美穂さんありがとうございます。

富久長新酒

今週末に新酒、「富久長」純米しぼりたてが入荷します。
お米は八反錦。このお米のルーツの八反草を扱う今田さんにとっては得意分野、この系統の特性を充分に引き出してもらえるでしょう。現に今年の米は硬い、とのことで原料処理には気をくばりながら、米の味わいが出せるよう(日本酒度で±0あたりの設計)に順調な経過をたどっているとのことです。搾った翌日にどこよりも早く味わえる、とても楽しみにしています。
これから出てくる「宝剣」「賀茂金秀」も新酒の最初は八反錦の予定です。蔵の個性の競演、飲み比べも楽しめるいい季節がやってきました。

梅酒の新酒

旭鳳酒造のおかみさんの梅酒が新酒に変わりました。昨年と同じ仕込み配合ながら、今年はいい梅を使用したためか、きりっとした酸が効いています。甘さは控えて日本酒ベースであることを強調していきたいとのことです。思い出したのが、梅は100日を目安に引き上げるということ、あまり引っ張ると苦味が出るためです。
さて、わが家の梅酒が気になって、昨日、梅を引き上げてみました。中の梅はエキスを吸ってぱんぱんの状態、しわしわのはほとんどありません。味はというと、自分の評価では昨年のものより香りに甘さが残り、甘味も酸味もまずまずかと感じます。少し苦味があるのは引き上げを伸ばしすぎたからでしょうか(約4ヶ月)。
もう少しそのままにして、今度は梅の中の成分が出てきて梅がしぼんだ時どうなるのだろうか?。試してみるべく小瓶に大きくふくらんだやつを数個取って、わずかの氷砂糖と出来た梅酒を少しいれて様子をみることにしまた。さてどうなることでしょう、もう少し楽しませてもらいます。

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