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◎ 2009 年 12 月

頂点

天才が努力をしているのだから、自分はそれ以上の努力をしなくてなはならない。」
今週のNHK月曜夜11時からの番組(スポーツ大陸)の中での、内田博幸騎手の言葉です。
天才とは武豊騎手のことで、今年、内田騎手は18年ぶりに、武騎手を越えて東西通じてのリーディングジョッキーがほぼ確定しています。(武騎手はフランスに主戦をおいていた2001年は除いてその間ずっとトップの成績)地方競馬から中央へ転身、番組のなかで日々のトレーニング姿も追っていましたが、とても伝えきれない並々ならぬ苦悩と努力があるはずです。40歳を目前にして夢に描いてたものがかなうということです。
内田騎手の魅力は豪腕、追い込み技術の凄さです。最たるレースは、11月のジャパンカップでのオウケンブルースリを4コーナー殿から、直線だけで2着にもつてきたシーンです。馬の首にのしかかるように押し込み、ゴール板きっちりのタイミングで、馬を最も前に伸びた形で通過させた鬼気迫る怒涛の追い込みはしびれました。馬は2センチ負けたけど、騎手は頭分、先にゴールしています。
有馬記念は内田騎手はイコピコに騎乗です。イコピコはハワイの言葉で頂点を意味し、馬の方も現実にならないか注目していきたいと思います。脚質が追い込みで内田騎手向きですから、どのような乗り方になるのか注目していきます。
1番と2番というのは大きな差があり、1人しかいない頂点というのは充実感が全然違います。私事で恐縮ですが、今年の秋のきき酒競技会で久しぶりの1番を味わいました。結果はやはり大事です。しかし、内田騎手も言っておられましたが、結果が出なくても少しずつ目標に近づいているのを実感できることが大切と。
馬券は取りたいですけれど、アンカツから乗り変わった横山典、ウオッカを降ろされた武豊、ラッキーで騎乗の回ってきた三浦、外人騎手・・・、騎手
の戦いも楽しみな今年の有馬記念です。

達磨X(エックス)

達磨Xは広島の中国醸造さんの焼酎です。中国醸造さんは総合種類メーカーで、芋焼酎の歴史は浅いのですが、短い期間で品質がぐっと上がっているように、技術力の高さは定評のある蔵元さんです。原材料からオール広島ということで、全国へ向けて発信できる商品です。
そして、ここの蔵に思い入れがあるのは理由があり、私が大学を出て3年間お世話になったところだからです。まさか今、こういった形でのお取引
になるとは、当時の酒類業界の状況からは想像がつきませんでした。現在、弊社の窓口となっておられる倉田さんは、東京営業所時代の上司であり、ほんとうに「ご縁」てあるんだなあと感じています。社会人になっての最初の会社で鍛えられて、育てていただきました。今度は私が商品を育てていかなくてはと思っています。

賀茂金秀 純米しぼりたて

金光さんの所からも新酒がやってきました。
早速の試飲での印象は「ジューシイでおいしい」。例年に比べて酸があるお酒なのでそのように感じます。酵母を変えたとのことですが、香りは例年どおりのフレッシュで心地のよい果実香、全体的な印象として香味のメリハリがついたようです。開栓してからの甘みが出たときに、この酸味が効いて
ダレた感じのない、いいバランスになるように思われます。
次は雄町の新酒が上がるとのことで、今年はまた進化した「賀茂金秀」が楽しめそうです。

天寶一 純米生原酒

天寶一、村上さんの新酒がやってきました。昨冬に蔵に伺っており楽しみにしていたお酒です。
ふれこみどおりで、酸のしっかり効いたかなり飲み応えのあるお酒になっています。香りは控えめで、味わいを連想できるような重厚さがあります。口に含んですぐに酸を感じるのが特徴で、おりがからむことで濃厚な旨さとバランスをとっています。
村上さんの「食を最大限に生かす」のコンセプトからすると、昨年の少し甘みがあったタイプ(これもおいしかったです)より、食事をしながら飲み続けることができるように思います。濃い目の味付けのものにも、邪魔はしないが決して負けないですから、昨年とはまたひと味違った楽しみ方ができ
そうなお酒です。

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