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◎ 2008 年 12 月

今年もあとわずか

今年もこの時期がやってきました。明後日は有馬記念です。
今年のテーマは2着馬に栄光あれです。なぜか、今年自分が参加したきき酒競技会が2回とも2位だったため、そのうえ社内ボウリング大会まで準優勝であったため、悔しさを糧に1番になる喜びを味わってもらいたいからです。
メンバーを見渡して連続2着の馬は2頭、カワカミプリンセスとフローテーションが該当します。騎手を見ると、前者には最強ディープインパクトに最も迫った日本人、横山典弘。後者は国内の競馬で唯一ディープを負かしたC・ルメール、魅力を感じます。フローテーションの母の父にリアルシャダイの名前が見えます。秋、菊花賞観戦に行った折、ライスシャワーの慰霊碑に足を運びました。ライスシャワーは私の最も印象に残る好きな馬で、宿敵にどうしても勝てず、2着、2着の後に菊の大輪を勝ち取りました。その父はリアルシャダイです。
フローテーションは菊花賞2着、その時勝ったオウケンブルースリはジャパンカップで好走しており、この世代が弱いとは思えません。連続2着はフロックではできない実力のある証、そして馬の成長力に1票を投じたいと思います。ライスシャワーにダブらせ、そしてまた自身も1番になりたいとの願いをこめて。
ところで気になるのは、自分の3回の2番のうち2回を女の子が優勝を持っていったこと。ということはやはりダイワスカーレット、前走で最も悔しい2着をしていますからね。
2位に満足するのか、上をめざして闘志をもやすのか、最も思いの強い勝者にふさわしいところへ神様が微笑んでくれると良いのですが。

金光酒造訪問

「心に残るおいしいお酒を求めて」、賀茂金秀、金光酒造さんの目指すお酒です。
その金光酒造さんを日曜日に訪問してまいりました。仕込みのない日でしたから、ゆっくりと蔵の中を案内していただきました。やはり感じるのは、原料であるお米の処理に細心の注意、そして改良を加えられていることです。
たとえば、洗米の仕上げに流す水をシャワー状にして、その水流の方向にもこだわるとか。また、新しい洗米の設備も導入されておりました。といっても1回に15kgしか処理できないものですが、これによって米の表面の糠が完全に除去されて、結果良い麹ができるようになったとのことです。そしてこの蔵の要ともいえる木の甑、初めてみた時よりもいい色になり年期を感じます。これの良さは結露しない、保温性の良いところ。その結果として表面が固めでも中は柔らかさがある蒸しができるとのこと、金光さんのお酒にやさしさを感じるのはこのあたりに起因するのでしょう。
また、蔵の太い柱と柱の間に大きな冷蔵庫が新たに設置されておりました。中には上槽のための装置(通称ヤブタ)が入っています。より良いお酒を世に送り出すための設備投資はほんと大変なことです。そうして手元に届くお酒には感謝をしなくてはなりません。
さて、今年の賀茂金秀第一段、純米しぼりたてですが、今年の米(八反錦)は出来が良くよく溶けたそうで、その分昨年に比べていい味が出ているように感じます。「八反錦はお酒が固くなりがちなので柔らかい味わいを出すようにした」と金光さんのコメントでした。
第二段、特別純米こいおまち直汲みも入荷しました。「心に残るおいしいお酒」、皆さんの心にもきっと響くはずです。

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