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◎ 2008 年 1 月

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年も微力ながら蔵元さんの思いを伝えられるよう、お酒の紹介をしていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
まずは年末の反省。あそこまできれいにはずれるとかえって気持ちがすっきりします。最後の世代もきっちり成績を残す、種牡馬サンデーサイレンスの底力を見せつけられました。お酒の世界に置き換えれば、造りが良くて隠れている実力派はまだまだある、ということを心に止めておきたいと思います。
さて、私のお正月のお酒は、ここ数年続けて旭鳳の大吟醸斗瓶採りです。夏前に生で瓶詰してもらったものをマイナス温度で保管していました。香りは高いですがシャープさが影を潜め落ち着きました。口当たりもまろやかになり、味乗りもよくてやや濃厚に感じますが、老(ひ)ねるというところへいかない、とてもいい状態を保っています。全国鑑評会対策で例年より味を強調する造り、と杜氏さんが言われていたように飲める大吟醸になっているように感じます。
特に今年はこだわって飲みたかったのは、秋山杜氏が引退され、これが最後の造りのお酒となるからです。一緒に仕事をさせてもらったこともあり、自分にとっのては一番身近に感じている蔵元さんですから、なおさらかみしめるように、3が日の間折々にしっかり味わいながら過ごしました。残念なことですが、造りの流儀は頭(かしら)の本田さんに受け継がれており、逆に今まで出せなかったものが新たにスパイスとなって出てくると思います。これからの旭鳳にも楽しみがあり期待しています。
お正月はしっかり充電、明日からいい仕事ができそうです。

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