酒商山田

気まぐれ森澤コラム

最新の記事

月別アーカイブ

気まぐれ森澤コラム

◎ 2007 年 9 月

ひやおろし

先日、相原社長を囲む会に参加してきました。そこで雨後の月の2つのひやおろしを飲み比べすることができました。雄町、八反錦の原酒の方は広島吟醸酵母がブレンドされているだけに、華やかさがありその広がる香りが印象に残ります。味乗りもよくて酸もほどよくとてもバランスのいいお酒だと思います。千本錦の方はアルコール度数が前者より低いこともあり、さらっと流して飲める感じです。日本酒度からして、辛いというお酒でないところが味わいがあって飽きさせないように思います。以前はこのお酒、15度で夏を越して熟成味を出すという方法をとっておられましたが、今年は3度ということで前者より低い温度での貯蔵とのことで、その新鮮で生き生きした風味はいかにも相原酒造さん、と納得のできるお酒です。
ひやおろしは、定義にややあいまいな部分があり、出荷の時期もまちまちです。生のものがあったり、1年熟成ものがあったり、日本酒の日に解禁の蔵もあったり。逆にその蔵それぞれのこだわりが垣間見え、楽しみがあっていいと思います。気温が下がってきて汗をかく量が少なくなってくると、体が日本酒を欲求するのでこの季節にこのお酒の市場が確立されてきていることは、商売上もとてもありがたいことです。定番ものとどこがちがうの、といったお問い合わせもありますが、蔵がこの時期のおすすめのものをベストの状態で市場に出されているはず、ひと味ちがったところを味わっておく必要がありそうです。

気まぐれ森澤コラムトップへ

▲