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◎ 2007 年 7 月

全国きき酒競技会

今月12日、今年も日青協主催の全国きき酒競技会に出場してきました。昨年の反省をしながら準備をしていきましたが、惨敗とはいわないまでも入賞圏内にはとどきませんでした。古酒の話の最後に書いたように、幅広く情報を持って、さらにそれを短時間に駆使しなくてはならないきき酒、口にいれたらすぐにピピッと反応しなくてはいけない高度な技術。自分の弱さを思い知らされた大会でした。
以下は帰りの新幹線の中での気持ちです。今回の優勝者は全問正解でぶっち切りの成績、もう少しかみ合えば入賞圏内には届きそうだが、トップまではどうだろう?。諦めてはいないけど、衰えは認めないといけないし、時間が少なくなっていく焦りもある。やっている間は集中できて確かに充実感があった。が、昨年の帰り途にはなにかギラギラしたものがあったが今年はそれがない。といったように記しています。
そんな時にある人から助言をもらいました。「興味のあることなら自分で限界を決めるな」そして「歳を言い訳にするな」とも。磨く術はまだあるはずで、量で勝負できないなら効率の良い方法、理論というか系統立てて体に覚えさせていかなくてはなりません。時間を作って数をこなせば、まだ伸びしろはわずかでもあるのかなとも思います。
日々の仕事をしていくうちに、また、次に挑戦していこうという意欲は湧いています。来月は中国大会もあり、それに出場の原本店の原さんから、久し振りに森澤に勝てるチャンスがきた、と挑発されているので燃えないわけにはいきませんね。
今年のこの経験、生かすも殺すも自分次第。

幻米古酒

先日、老亀の蔵元、小野酒造の小野晃社長が10年貯蔵の純米酒、幻米古酒を紹介にこられました。世界で最も権威のあるブラインドのワインコンテスト、インターナショナル・ワインチャレンジのSAKE部門の古酒の部で、唯一金賞を受賞とのことです。海外での日本酒ブームをうけて、今年からSAKE部門が新設されました。厳しい試験をクリアされた専門家500人の審査をくぐり抜けての栄誉だそうです。
自分としては、多種のお酒をきき酒する時にあの古酒独特の香りを嗅ぐと避けてしまいがちです。しかし、比べてみればもとのお酒の違いで色々な味わいが楽しめるはずです。小野さんのお酒は八反60%の純米で、タンクでの常温貯蔵です。色合いも比較的明るくて重たさをあまり感じさせず、後口にすっきりの印象を残す酸の余韻があります。燗をつけてみましたが、これもありかなと思いました。
香り重視のきき酒をする自分に、もっと守備範囲を広げなくっちゃ、と教えてくれているようなお酒でした。

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