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宝剣、賀茂金秀新酒 そして・・・・

2014.12.27

いつも気になる2つの銘柄「宝剣」「賀茂金秀」の新酒を飲んでみました。それぞれに特徴があり、また今年もいいお酒に仕上がっています。

「宝剣」は純米(緑ラベル)と辛口純米(赤ラベル)を試しました。ともに爽快な香り、若い熟れる前の青さを感じる果実香があります。この系統の香りは飲み続けて疲れないのと、開栓してから時間を置いたときに甘ダレしないのところが好ましいです。きれいだけれど味わいもある「宝剣」、今年は土井さんからは「甘み」を出すというコメントをよく聞きます。含み香とともにこの「いい甘み」が感じられ、お酒にボリュームを持たせているようです。やや硬い印象のあった数年前より柔らかさが感じられます。緑ラベルはは後口に味わいの余韻が残り、赤ラベルは超辛口ながら前半の甘みから一転、スパっときれいにさばけていきます。比べると楽しいですね。

「賀茂金秀」は純米しぼりたてのあのぴちぴち、超フレッシュもよかったのですが、何といっても純米吟醸雄町(黒ラベル)が抜群です。香りは宝剣に比較すると華があり程よく熟したイメージの果実香です。ガス感がある中に米の旨さ、宝剣と共通する味のふくらみ、柔らかさを持っています。しぼりたての少しビターな新酒らしい後口と違う「旨いなあ」とうならせる余韻を残してくれました。

さて、話題を全く別方向に。赤ラベル、緑ラベル、黒ラベル。色は3枠、6枠、2枠ですね。しかし、宝剣の文字は金の箔押し、そして賀茂「金」秀。共通項の金=ゴールド、そう、ゴールドシップ。有馬記念のお話で恐縮ですが少々お付き合いを。

先のジャパンカップではかつてないオールスター揃いでしたが、1頭だけ何か欠けてましたね。そこを見向きもしないでここに照準を定めてきたのがこの馬です。誰かさんが、春のきき酒競技会はお酒が大吟醸の出品酒で差がわかりにくいが、秋は純米の市販酒でわかりやすいというように、馬にもフィットするレースがあるはずです。コース、距離、開催時期、馬場状態、レースの流れというか性質等々。その得意なものが冬の中山2500mなのでしょう。

それを置いて、一番と思っているのがエピファネイア。昨年、オルフェーブルが出走でも本命に推す予定にしていました(不出走で残念)。 理由は昨年秋勝った神戸新聞杯を観戦に行ったからで、残暑厳しい中で発汗激しくかなり入れ込んだ状態で楽勝し、その勢いで菊花賞も強い勝ち方だったためです。ジャパンカップで一足早く復活しましたが、騎乗した騎手が「規格外」と表現するように、もろさもあるがそれ以上の魅力のある馬です。好きな馬、追いかける馬は必ず買う。来なかった悔しさより、買わずに来た悔しさは大きいから。

2頭で1、2番人気になってしまいそうですが、どの馬が勝つにしても、お酒のように味のある内容の濃いレースを期待しております。

落としどころがちょっと強引ですね、失礼しました。

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